

中期経営計画(2021~2023年度)
当社グループは、『市場と顧客に選ばれる企業』を『将来のありたい姿』として掲げ、その実現にむけた最初のステップとして、中期経営計画『Azuma Challenge Next100 ~新たな100年へ~』に取り組んでまいりました。
その結果、従業員のスキルアップや本社管理部門の業務効率化、内陸倉庫の再開発、危険物マルチワークステーションの開設及び拡充などの成果をあげた一方、人手不足や海上コンテナ蔵置スペースの逼迫によるコストの増加、新型コロナウイルス感染症・東京五輪延期の影響による企業の生産・販売活動縮小を背景とした貨物の減少と競争の激化などにより、連結数値目標を下方修正いたしました。
当社グループを取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染症の影響の長期化やデジタルトランスフォーメーション及びESGの重要性の高まりなどにより、大きく変化してゆくものと考えます。このような状況の下、『将来のありたい姿』に向けた第2ステップとして、新たな中期経営計画を策定いたしました。
新中期経営計画『ステップアップ AZUMA2023』の概要
(1) | 基本方針 将来を見据えた拡大事業を中心に経営資源を集中することで、収益力と資本効率の向上を目指す3年間とする。 |
(2) | 基本戦略 ~ESG経営からSDGs達成に貢献する。~ |
① | 企業基盤の強化 グループ経営体制再構築:グループ本社機能の最適化、ガバナンスの強化 新たな生活様式の実践:在宅勤務体制確立、デジタルインフラ整備 人財育成・活用:営業力強化、現場力強化、女性活躍、グローバル人財・幹部候補育成 |
② | グループ営業体制の推進 事業戦略:拡大事業を中心とした付加価値を付けた最適サービスの創出 ネットワーク戦略:グループネットワークの拡大及び活用 |
③ | 事業ポートフォリオ別戦略の実行 拡大事業(倉庫、不動産、フェリー、環境、国際、新規):積極的設備・人財投資による事業規模拡大 基盤事業(海運、コンテナターミナル、輸出入・通関):事業規模維持と利益最大化 最適化事業(建材等輸送、コンテナドレイ、アグリ、その他):利益安定化 |
(3) | 2023年度損益目標(連結) 営業収益 415億円 経常利益 10.3億円 経常利益率 2.5% |